高度な専門性
矯正歯科治療は、「治療開始年齢」「矯正装置の種類」「治療期間」「費用」などについて、患者ごとに異なる、特殊で専門性の高い医療です。
安心、安全な矯正歯科治療を受けていただくには、適切な学識、技術、経験を有する専門医院の受診が必要となってきます。 昨今、目立たない装置を前面に出した治療広告が氾濫していますが、日本矯正歯科学会は数年前よりその問題点を指摘しております。
矯正装置と期間
矯正歯科治療の目的は、審美面(歯並び、横顔など)と機能面(よく噛めるなど)の両面の改善となります。
さらには、良好な治療結果が、その後も維持されなければなりません。 したがって、簡単な装置で、学童期で終わる治療は、本来の矯正治療のゴールと異なります。 結果的に、永久歯がそろった時点で、再度、矯正歯科専門を訪れて、費用も時間も無駄にしてしまった、という例がよくあります。 最低でも、15歳までは管理をしないと、大人になってからの綺麗な歯並びは得られません。
※ 矯正治療中の通院間隔は、約1ヶ月に1回程度です
※ 治療期間は、歯ならびによってケース・バイ・ケースで、決まった期間というのはありません。 あえて目安をいうとすれば、永久歯列全体を治療するマルチブラケット装置で平均2〜3年です。

矯正歯科治療においては、実に様々な矯正装置を利用していきます。 当然、できるだけ目立たない装置、できるだけ短期間で終了できる装置をファーストチョイスとして選択します。 矯正装置の実物をお見せしながら、ご説明させていただきます、お気軽にご相談ください。
マウスピース矯正について
マウスピース型矯正装置ついては、当院でも開業以来使用しております。 ただし、日本矯正歯科学会も指摘しておりますように、すべての症例に当てはめると言う事は、あまりにも無理があります。 予期せぬ、後戻りのできない状況になって、セカンドオピニオンを求められるケースが多くなりました。 マウスピース矯正に関しては、適切な症例に、適切に使用すれば、十分に効果が得られますので、メリットデメリットに関して十分に説明を受けていただきたいと思います。
キレイな横顔
例えば、5台分の駐車場に7台の車がやってきたらどうなるでしょう? 場所を広げれば解決しますが、駐車場が道路にはみ出してしまいます。 歯並びの場合も同じで、アゴを無理に広げれば並びますが、口元が出てしまいます。 昔、よく使われた言葉で「お猿さんの口元」というのがありますが、絶対に避けなければいけない結果です。
矯正治療では、歯の本数を減らさないというのが大前提です。
しかし、治療後の横顔に問題が残ると判断された場合は、やむを得ず 抜歯治療を選択します。 確かに歯の本数は減りますが、お口全体の環境(アゴと歯のバランス)が良くなり、結果的に、歳をとってから、より多くの歯が残ることになる、という説明をさせていただいております。
矯正装置あれこれ
矯正歯科治療においては、実にたくさんの種類の矯正装置がございます。すでに多くのホームページで紹介されていますが 昭和医科大学ホームページ で 極めて簡潔にまとめられておりますので、こちらをご覧ください。
矯正治療の流れ
※ ほとんどの治療は2段階に分けて進めます。 治療費も進行状況に応じた支払いとなり、【ご負担が少なくなる】よう配慮させていただいております。 お気軽にご相談ください。
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保険診療の場合は当てはまりません
